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「愛を読むひと」

感覚を磨ぎ 人を寛容にする

私は あなたの天使

生の時より美しく

この世を去り

天国は あなたを見て言うだろう

人間を完全にするもの

それこそが愛だと

  

胸がいっぱい。。ではなく頭がいっぱいになってしまった映画

「愛を読むひと」

あらすじはおおまか聞いていたので

きわものでもなく単純な恋愛映画でもないのを知っていながら観た。

これほど観るひとの立場によって感じ入る点が違う映画もないかもしれない

それは原作者ベルンハルト・シュリンク氏(61)の経歴にもよるのだろうけど。

第二次世界大戦

これを次世代に語り継ぐ映画 ともいえるし

愛をつなぐこととは と語りかける映画 ともいえるし

法と時代感との責任を問う映画 ともいえる

以下ネタばれなのでまだ観てない方はご注意を。・。・。・。・。

   

21歳差の恋

恋だったのか。。。

15歳の少年にはあまりにも深く刻み込まれた恋

出会ってから30年後に再会したときの彼女の心模様

思うに切なくて嗚咽をあげそうになった

「彼女のプライド」

彼女のこちらかあちらしかない不器用な生き方になぜか共感を覚えてしまう

驚くのは1966年、戦後40年以上も経って戦争裁判が行われ

それによって改めて裁かれるひとたち

戦争を起こした側にいた者とそうでない今となっては被害者となった者との立場の逆転

これは物語だけれどそこからみえてくる

戦争の無益さ

いっしょに観た友人もわたしと同じような感覚の持ち主で

「アンネの日記」に始まり、これまでに戦争ものを読みあさった経験があるという

悲しみを自分の中に取り込んでしまうような

考え込んでしまうくせがあるのだ

だからこの映画はハードだった。

友人は予備知識なく恋愛映画だと思っていたから余計

その重さとこの「恋」の重さと

同じような重さが今日は一日中頭の中をゆっくりと歩き回っていた。

  

  

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